BBmodified こんなもんでどうよ?

トラブルシュートはガッツ巨匠にお任せあれ?

夏休み

ども!こんばんは

夏休みに突入された方も多いと思われます

台風の進路が気になるところですが・・・

 

とゆー事で、台風に邪魔をされる前に

シュート案件の2台を手掛けておりました

 

先ずはアク9を

日常の足とゆー事で、スピード勝負ゆえ画像はありませぬ・・・

『調子を崩し、走る事もままならない状況に陥ったので、見てもらえませんか?』

えぇ、お安い御用です

 

早々に引き取りに伺い、持ち戻って始動を試みるも

初爆すら起こらない状況だったので、

燃料系統かなと、びっちり汚れたエアクリとキャブをバラし、

しっかり洗浄しながら、各部をチェックするも、

取り立てて異常は無し

 

なるほど、ならば点火ね

早々にプラグを交換すると、あっさり始動しました

若干の拍子抜け感は否めなかったんですが、

シュートとしては問題解決をしたので、

通常であれば『プラグ換えろや』で済む話しなんですが、

課題が残ります

 

使用者がお歳をめされた女性なので、

このまま渡してしまうと、直ぐに同じ事が起こる可能性があるとゆー事

 

なので、長めのアイドル、ゆっくり発進、30キロ巡行といった

普段の俺には在り得ないシチュエーションで町内を徘徊

なるほど、やっぱり全体に渡り濃いめに出てますな

 

要因としては経年による圧縮の低下

同じく経年によるキャブの油面の変動

ま、後は駆動の立ち上がりの鈍さなんかも起因してるんですが、

今までと同じセッティングだと、このクソ暑さも加わり、

濃いめの状況が続き、エンジンが湿ってしまうんでしょうな

 

通常の乗り手であれば、

駆動を締め上げて濃い状況を緩和させるなんて事もアリなんですが、

現使用者の事を考慮すると、正しい選択ではないかな

とゆー訳でスロー域の燃料の絞り、プラグの番手変更で対処してみした

当面は大丈夫であろうと判断出来る状況になったので、

早々に納車して、経過観察をしてもらいましょう

 

そして間髪入れずに、2台目の3AA なBWSと対峙していきます

全体的に調子が悪く、全開時に燃欠の様な症状が・・・

とゆー事だったので、先ずは試走してチェックしてみました

 

なるほど、確かに燃欠っぽい状況が出るな・・・

先ずは負圧コック、燃料キャップを疑いました

負圧機能を殺し、オンオフコックを噛ませ、

燃料キャップはジョグ系のキャップ自身にエア通路がある

グレーのロック付きに変更

 

これで完璧じゃん!と、意気揚々と走り出すも、

あれ?・・・・

 

キャブ内の油糧をチェックするも、

32㏄程は入っているので、通常走行で支障の出るレベルでは無いんですが、

36㏄を辺りまで油面を上げてみた所、若干は良くなったものの、

やっぱり全開域は吹けてくれませぬ・・・

度重なるジェッテイングを試みて、飽きる程に走らせてみたものの、

一向に普通に吹ける事はありませんでした

 

『分からん、まじで分からん』

 

名シューターが迷シューターとなり、戦意喪失です・・・

今まで普通に使えていたOKO21

バラしてチェックしても、何も問題無いキャブで、

こんな事が起こるの???

 

エンジンやCDIの異常かも?と時折り脳裏をよぎりはしたのですが、

ジェットが合っていると思われている状況下の中間域の走りが、

己の感性を信じろっ、と訴えてくるんですわw

 

にわかには信じがたいんですが、キャブを転がっていたOKO28に換装です

先ずはジェットをそのまま移植して様子を伺います

ん?改善したのか??

判別が出来ない程に薄い症状が出たので

(口径が大きくなっているので当たり前ではあります)

手応えから、必要であろう番手にスロー&メインを調整

おぉ、まだメインは足りていないけど、

全開域でキッチリと吹けてくれます

ふぅ、難は脱したぜ

細かな調整を入れ、万事OKな状態にはなったんですが、謎は残ります

 

何故にOKO21は全開域で吹けなくなったのかと・・・

キャブを変換して吹けた事を考慮すると、

全開時の負圧の兼ね合いだってのは理解が出来るのですが、

経験した事の無い現実に、改めてアナログの難しさを痛感する事となりました

 

ま、こんな事が起こるから、面白くもある訳で・・・ 苦笑

また一つ、成長出来たと前向きに捉えるとします