ども!こんばんは
モトGPは久しぶりのフィリップアイランド(オーストラリア)とゆー事で、
混沌としたチャンピオン争いの激化が予想されましたが、
決勝は波乱と見応えのある順位の変動で、物凄く面白かったですな
さてさて、作業の方はとゆーと、
リセッティングで預かっている車両の整備を淡々とこなしている最中、
信号待ちでストール、初爆はあるものの数秒のアイドル後に再びストール・・・
そんな症状の修理車両が急遽持ち込まれました
リセッティング車両の作業も概ね土曜に形になったので、
今日は修理車両を優先してチェックしてみました
先ずは手始めにプラグ交換
おぉ、エンジン掛かるやん と、安堵したのも束の間
やはりストールします はて?
燃料系か??と、キャブ周りを確認すると問題無し
ジェットの脱落も無いし、燃料系じゃねーな
バッテリーの消費を懸念して、クランキングにキックを使おうと
キックするも普段使われてないもんですから、ギギギと動きが超渋・・・
ここも整備しようと駆動カバーを外し、
圧縮の状況を推し量ろうと、駆動を手で回すと・・・
あれれ??圧縮がありませぬ
なるほど、ピストンリング飛んだか
ではでは御開帳して腰上を確認しようじゃありませんか
あれ?あれれ??問題ないやん
あー、んじゃリードバルブね
とゆー事で、インマニを外しリードバルブを覗き込むと・・・
あれ?リード板に損傷が見受けられない
ん?よーく見てみると、4枚の中の1枚が開いております
おぉ~、なんと神々しいw
小石が奇跡的にすっぽりハマっておりました
あまりの奇跡に思わず笑みがこぼれてしまいましたわ
そりゃフィルターレスなんで、砂埃くらいは吸ってるだろうと思っていますが、
よもや小石がエアクリから吸い込まれるとはw
う~ん、奇跡に乾杯ですw
ま、乗り手は完敗でしょうけど・・・
*おじちゃんの知恵袋*
KN製のビッグエアクリBOX
お世話になっている方も多数居ると思われます
合わせる車両によっては思わぬ落とし穴がある事をご存じですか?
デフォルトで用意されているダクト穴3ヶ
ここに3本差してしまうと、概ねの車両でラム圧が掛かります
<走行風でエアクリ内に圧力が加わってしまう
今回はスワップ車両だったので、下2ヶ所が危険な気配
100に到達する辺りで、あっさり抱いたのも頷けます
キャブは大気圧とエンジンの負圧によって
絶妙なバランスの混合気が吸い出されているので、
そこに余分な圧力が掛かってしまうと、
その余分な圧力をフロート室にも掛けてあげないと、
辻褄が合わなくなり、結果 燃料の吸出しが少なくなってしまいます
ビッグエアクリは そのダクトの太さから
概ね3本で大半のエンジンは賄えますので、
裏側に挿すなどの工夫をしてあげるのが最善です