台風の進路の方々は気が気じゃないでしょうな・・・
深刻な被害が出ない事を、ただただ祈るばかりです・・・
先日、昔からの付き合いのある周回屋さんからTELがあり、
以前に書いた駆動理論のリンクを貼りたいんだけど・・・ と
最近は2周回って、2ST人気が若い子に移行してるんだとかで、
勉強になるから使わせて欲しいんだけど、
いくらググっても出て来ねぇよ、と半ばキレ気味に言われましたが、
ヤフーブログは沈んでしまいましたからね・・・ 苦笑
俺自身はいつしかブラックボックスではなくなってしまったので、
駆動を難しく捉えている人の気持ちが いつしか忘れてしまっておるようです
それと、『こうなんだよ』ってのを全部吐き出して、
随分前にスッキリ完結しちゃってるのもあるんでしょうな
今更どーでも良いよと・・・w
そんな訳ではありますが、いっちょやったるかと、
今時の駆動事情を踏まえて、
令和の時代にそぐモノを書き綴れたら良いかなと思います
無論、4VPに限定した内容にはなりますが、
基本は一緒なので、理解してしまえば何にでも応用出来るんじゃないかな
先ずは基本からさらっていきますかね
一番の核となるのがプーリー
これを外して駆動は語れない最も重要なパーツですね
それこそ一昔前は選択出来ないほどの種類が出回っておりました <4VP
今は選択肢が限られているので、一択で良いかと思われます
いわゆる横綱90と言われているモノですな
その昔は数ある選択肢の中から、
あまり選択されてこなかったプーリーではあります
大人の遊びだったせいか、高価=良いプーリーってな考えの人も多く居ましたからね
街乗りはランニングコストも大事ですから、
最も消耗するプーリーに無駄な投資は抑えたい
そんな思いから、誰よりも早く採用していたのが俺なんですね
イニDの高橋涼介もランエボを駆る須藤京一に言っておりました
持論の優位性を立証したかったら俺に勝つ事だと
長~い戦歴を経て、誰もが認めざるを得なかった・・・
安価にも関わらず最も良いプーリーは横綱90だと <4VP
で、何が良いのかとゆーと、めちゃリーズナブルだとゆー事
プーリーの生命線は兎にも角にも鮮度なんですね
プーリーのブッシュに含有されている油分
これがナイスフィールを生み出す要因なので、
この油分が出涸らし状態になった時が交換時期な訳なんです
これはどのプーリーにも言えますので、
中古プーリーは論外だとゆー事を認識してください
そして、プロフィールと作動量が群を抜いて良いんですね
プロフィールはウェイトローラーが移動する坂道部分の傾斜
これが悪いと変速のフィールに影響したり、
必要な作動量を得られないとゆー事になります
純正プーリーはこの部分が非常にマイルド設計になっており、
車速の乗りも悪いし、作動量が少ないので、
余力のあるエンジンだと早々に変速が終わってしまい、
吹け切りの状態になってしまいます
今時はハイギアが充実しているので、
厳密に言えば作動量は無視して構わないのですが、
変速フィールに携わるプロフィールが良ければ、
ぶっちゃけ何を使っても、OKではあります
好みを取るか、コストを含めて考えるかですね
二昔、三昔前はプーリーは作動量が多ければ多い程良いんだ!
そんな考えもありましたが、
社外のプーリーも今は完成しているので、
作動量は余り気にしないでも良いかなと
後は変速回転数をウェイトローラーで設定します
理想論を言えば、
ピークトルクの回転数で変速させてあげるのが一番高効率なんですが
ピークトルクより少し上の回転数を若干濃いめのキャブセットで回してあげるのが、
街乗り車両には向いています
逆に良くないのはピークトルクより低い回転数での変速
これは負荷が多くなるので、
オーバーヒート(抱き付き)に繋がり易くなります
と、基本は分かりましたか?
では上級者向けの話をしていきましょう
結論から言うと、全てのベクトルを集約させる事が大事なので、
最も重要な部位ではありますが、
プーリーだけでは話が始まらないのは言わずもがな・・・
最高速を狙うには駆動の反力との戦いになります
意識し過ぎるとシャッキリしないダルなフィールになるし、
駆動のレスポンスを意識し過ぎると高速域で足枷になる
加速フィールと最高速を両立させるってのは
かなりの高難度だったりします
でも、突き詰めると分かるんですね
加速と最高速は表裏一体なんだと
いやー、改めて頭の中にある事を文字で具現化するのは難しい・・・
次はフェイスとベルトの話しでもしましょうかね
ではでは~