気付けばバックリと寝落ち・・・
うたた寝ってのは気持ちの良いもんですなぁ
あ、ども! おはよーございます、俺です
出品ジョグを納めてからは、
後輩アプリオの修理を進めておりました
『何だか調子が・・・』
と、預かったものの、乗ってみてびっくり、
エンジン終わってます・・・
聞いた事も無い位の異音を奏でておりましたわ
それにしても、どうしてこの状態になる前に持ってこないのか?
この後輩はいつもそうなんですよね・・・
本人が『何だか調子が・・・』な時は、概ね手遅れの状態
そして、その殆どが通常起こらないトラブルなのだから、
いったいどーしてあげるのがベストなのか、
いつも俺の頭を悩まされてくれるのです
今回の異音の原因は大端ベアリング部の著しい消耗でした
純正クランクでは俺も見た事の無いレベルの酷さでした・・・
はてさて、どーしたものか・・・
クランクを交換して修繕するのは、それこそ朝飯前ではあるのですが、
今の後輩に分離の限界に近い3~4のエンジンが必要なのか?と
それよりも、もうちょっと実用性を優先した方が、
今の後輩には良いんじゃないかと、
金銭的な面を踏まえて妥協案を提示してあげました
*どーして折角のOtonari管にダサいプロテクター付けちゃうんだろ・・・
止めて欲しい願望を込めて、
プロテクター付けられないマフラーにしてやりましたわw
元々は55×STDクランクな112㏄仕様
いわゆる俺のルーツ的な仕様ですね
それにOtonari SPL を併せていたのですが、
今回のトラブルを機に実働のエンジンに換装し、
純正シリンダーのポート加工仕様に変更
併せて、マフラーもPG管に変更です
ポート加工の画像って、ぶっちゃけ分かり辛いんですけど、
俺ってやっぱり超絶上手いと思いますw
スクエアに切削して、左右を同じに整えられる人ってあまり居ないんすよね
オーバルポートだと、切削スキルが殆ど出ないけど、
スクエアポートはスキルの差が出ちゃうんですよね
こればかりは道具や刃だけじゃどーにもならなく、
切削する人のセンスと技量なんですよね
え?俺の道具ですか?
ストレート製のリューター&刃ですけどね・・・w
え?弘法筆を選ばずですって??
もっと言って~w
2STエンジンの要って、やっぱりポートなんですよ
4STエンジンになぞらえるなら、ハイカムに相当する部分で、
エンジンの性格をガラっと変えてくれるんですね
その中でもスクエア形状のポートは、
4STのカムでは再現出来ない効果を発揮してくれるのです
スクエアポート>デスモセディチ なイメージかなw
で、本題のレシピです
純正シリンダーを高さ24~26㎜ 幅スタッド中心対角より内2~3㎜
この辺りで切削すれば、リングの負担も気になるレベルではないかな
ポート開口部の上下のエッジさえキレイに面取りしておけば大丈夫
ポートはタイミングの正確性より、
リングの逃がしを優先したエッジの処理が大事です
マフラーの接続部のフランジの開口は小さめでも大丈夫です
使用するマフラーの汎用性を高める為にも23~25㎜が良いかな
ヘッドは圧縮の高い4VP品番のヘッドがお奨め <5FAでも可
これをヘッドガスケットレスで合わせます
ベースガスケットは0.4~0.5㎜
これに純正CDIで5㎜ほど進角をさせ、
28キャブで稼働させれば完璧
後はお好みでマフラーを選択する感じですかね
メリハリを楽しむならリバイブver1
実用性を高めるならPG&PG静音な感じです
ちょいと分かり辛い画像ですけど、
PGをはじめとするこの手のマフラーのサイドステー
ここを切り離しておくと、
熱膨張による溶接部分のクラックから解放されます
さてさて、既に走り出しているアプリオ
チャチャっと仕上げていくとしましょう
追伸
このアプリオに搭載されていた俺製作本気エンジンですが、
後々、起こしのリモジョグに搭載予定です
Otonari SPL管はキレイにお色直しを施して出品予定です