BBmodified こんなもんでどうよ?

トラブルシュートはガッツ巨匠にお任せあれ?

続・まーきのっ

ども! おはようございます

今週は雨ばかりで作業も鈍ります・・・

週末から気温もグッと上がり、桜の開花と併せて、

いよいよ春到来ですな

 

さてさて、4STなジャイロ

バルブ周りの修繕を終え、ヘッドを組み上げます

1カム、ローラーロッカー、4バルブと、贅沢な仕様となっているものの、

バルブクリアランスの調整はシム式になっております

シグナスの様にアジャスターが備わっている訳ではないので、

バルブクリアランス調整にはクリアランスを測定する

→シムを外しマイクロゲージで測定

→必要な厚みのシムを揃え組み換える

といった、非常に手間な行程が目白押しのシム式

 

古くはDR30スカイライン搭載のFJ20エンジンからかな?

俺はL型から4AG(初代86のエンジン)に携わってきたので、

シム調整は30数年前に経験しているものの、

4か所とは言え、非常に面倒・・・

出来ればすんなり進んで欲しいところです

 

事前予習で排気側のクリアランスが詰まり過ぎで

圧縮不良を起こしているとゆー事例も散見していたので、

バラす前には確認していたんですが、

アタリを取って組直してみれば、案の定排気側がキッツキツ・・・

う~ん、ですよね・・・

 

水冷の50㏄とはいえ、排気側がキツいのはちょいと問題

だからといって、シムを発注するのも時間効率が悪い

マイクロゲージなんて処分しちゃってるしねw

無い知恵を絞り、吸気側と組換えしながら模索していると、

排気1か所以外のクリアランスを確保出来る事が判明

ならばと、ダメな1か所を適正なクリアランスになるまで、

シムをひたすらオイルストーンで研ぎ倒します

 

ヘッド面には使えない様な粗いオイルストーンでも、

本当に削れているのかい?と思えるほどに全く削れません・・・

そりゃ簡単に削れたら、弁動系の部品として成り立ちませんからね

 

そーいや、初期のシグ用のT社製のカムだったかな

表面処理を施されていないロットがあって、

調子が悪くなってきたと確認してみると、

カムが瘦せ細っていたなんて事例もありましたな

 

気の遠くなるような削りの作業を経て、

やっとこ許せるクリアランス目標値に至ったので、

ヘッドを組み込み、あれこれレイアウトして無事に完了です

修繕前には始動不良になる使えなくなったプラグで、

あっさり始動するのを確認出来ました

うんうん、グッジョブ俺

 

と、ここまでは普通の修理屋さん仕事ですが、

このままでは、また同じ周期で同じ症状に陥る事は明白なので、

*厳密に言えば既に5万㎞近く走行しているので、

 次回が訪れるまでバイクが存続しているかは不明

延命処置を施します

 

内部カーボンの堆積が燃焼を湿っぽくしていたので、

ブローバイをエアクリに戻さず解放

エアクリを細工して、デフォルト状態より薄くなるよう仕向け、

排気側のポートもはんなり広げているので、

次回が訪れる事無く車体が朽ちるんじゃないかな

 

2STエンジンだと、全く感じる事のない『ただの始動』も、

カニカルな4STになると、何とも言えない達成感があったりするんすよね

今回は特に始動出来なくなったいたプラグでの再始動だったので、

達成感もひとしおだったんだと思います

 

さてさて、業務感の強かったジャイロも完了したので、

通常の趣向性満載の作業に戻りましょうw

 

 

さてさて、へーさん号

塗装の終わったリアホイール装着です

用意しておいた新品のシューを組み込み、

ブレーキワイヤー長の確認です

グランドアクシス用で丁度な長さですな

 

と、確認を終え、作業場の奥に戻そうとした時に

もの凄い違和感を感じだんですよ

よくよく見ると、リアのタイヤパターンが逆向きなんですよね

あれ??

ローテンションを確認すると、やっぱり合ってる

ま、雨の日に乗るバイクじゃないし、

発進時のグリップ向上には優位な方向なんで、

ま、いっか

 

それと手配してもらった安価なサイドスタンドも気持ち悪い・・・

ちょっと前に動いたら転倒する角度・・・

可動範囲広げなきゃ・・・

へーさん、ニシモト買おうぜw